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朝潮ちゃん

■油断した――そう、朝潮は思った。何者かの気配はあったが、上から来るとは思わなかったのだ。(何とかこれをふりはらわなk)くちゅ、くちゅと水音が朝潮の耳から脳みそをかき乱し始めた。「かひゅっ!!??!?」かくり、と膝が折れた。涙がこぼれた。体がほわほわして、多幸感に包まれている。いけない、これはすごくいけないことだ。なのに、そのたびに、あたまがまっひろになってしあわせになるしあわせ。しあわせ。しああああ...

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汚された純粋

某小学校、校長室。机の上に広げられた写真、それは一人の少女のものだった。結城美由(ゆうき みゆ)。肩までのサラサラの黒髪と、くりっとした大きな目をした可憐な少女だ。「……君に決めたよ」でっぷりと太った壮年の男が笑い、机の引き出しを開いた。入っていたのは、黒いビンだった。それには何もラベルは張られていない。それを大事そうに取り出すと机の上に置く。男は背筋を伸ばし、意を決して瓶を一気にあおった。飲み終え...

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歪な結合1

遠く、放課後の、生徒の帰宅を促す放送が流れている。僕は、声をかけようとして、思いとどまった。屋上に続く踊り場で、二人の女子生徒が向かい合っている。一人は僕が探していた、幼馴染の宮坂かえで(みやさか かえで)。ぴょこぴょこと跳ねるポニーテールが印象的な、良くも悪くも活動的な少女である。対して、もう一人は。見覚えはあったのだが、僕はすぐに思い出せず、目をこする。……思い出した。一年の時、図書委員会で会っ...

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渇きを癒す(後編)

遠く放課後の予鈴が鳴る音が聞こえる。体育準備室、そこに深雪と桐香の姿があった。「いいねえ、雰囲気ばっちりだ。」跳び箱の上に、大股を開いて深雪が座っている。「だろ?学生時代、いっぺんやってみたかったんだよな」ドアに鍵をかけ、桐香。「「じゃあ、始めようか」」桐香はマットの上に腰を下ろし、その膝の上に小柄な深雪が座っている。その深雪の首筋に顔をうずめ、後ろからランニングウェアの隙間に手を突っ込んで、大ぶ...

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渇きを癒す(前編)

自分でちゃんとした文章を書いてみたらどうなるのか、試しにやってみました。前編です。後編まで挿絵はありません、今のところは。追加しちゃいました。深夜の女子高。その屋上で、貯水槽に登る影があった。影、警備員の服を着た男は貯水槽の蓋を開いた。黒々とした水面が眼下で揺らめいている。男は、その前で懐から取り出したビンを一気に飲み干した。「――お、おおお"お"ぉ」その輪郭がどろり、と末端から崩れ始め、ぴちゃぴちゃ...

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