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ぐだ子憑依

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「せ、先輩……」
マシュが絶句する。それはそうだろう、この"俺"の晴れ姿を見ているんだからな。
「私はぁ、藤丸立香はあ……ゴーストに体を乗っ取られて、〇〇〇〇様に永遠の忠誠を誓っちまったんだよなあ、オイ!」
形の良い唇が陰険にせせら笑う。快活そうな顔が、愉快そうに歪む。
真似をするのも面倒になって来たので、この女の記憶を使い、この女として話すことにした。
「……これまで、いっぱい一緒に頑張って来たよね。」
「眠れないとき、たき火の前で学校の話をしたり。」
「敵に囲まれたとき、背中を合わせて戦ったり。」
「あの時のマシュ、格好良かったなあ。」
くすくすと無邪気に笑う。分かっていても、見たものは俺がこの少女なのだと錯覚するだろう。
「……やめてください!!先輩じゃないなら、先輩みたいに喋るのは!!」
「でも、ぜーんぶ、パア!!こいつのカラダと一緒に、俺がめちゃくちゃにするからな!!」

「ねえ、マシュ、このことは絶対言っちゃだめだよ。」
手の甲の令呪が光る。マシュは、まさか、信じられないという顔をしている。
契約で変質した令呪だが、まだ本来の機能を残しているらしい。

「は……い」

「よし、じゃあ、さっそく俺はこのカラダの開発の続きをするから、お前はこのことを忘れるんだ。そして帰れ。」
二画目の令呪が光り、マシュの目から光が消える。

「しつれい、いたしました。」
機械的な退室。

そして、この部屋に取り残されたのは俺一人となる。

「このガキ、年の割に発育が良くて、俺好みだぜ。よし、次はもっと太いのを……」

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